カメオには、ストーンカメオとシェルカメオの2種類が一般的です。

ストーンカメオの素材には、メノウ(瑪瑙)などが多く使用されています。

メノウカメオのブローチは素敵ですが、どのようなモノが良い作品でしょうか。

メノウ以外にもブローチに加工される宝石の種類と、お手入れ方法とは?

 

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メノウカメオの価値や良い作品とは

メノウカメオの価値と良い作品の選択基準とは

メノウカメオにはブローチが多いですが、ブレスレット、ピアス、ペンダント、チョーカーなどにも加工されます。

カメオの価値を決めるのはどのような基準や要素があるのでしょうか。

カメオの彫りには、人物像、風景画、動物など色々なモチーフがありますが、カメオの大きさや精密さにより評価が違ってきます。

ブレスレットに加工されているモノは、一つ一つのパーツを多く使いますから価格にも大きな差も生じます。

メノウカメオの価値を決める要素は4つあり、これらを総合的に判断してカメオの価値が決まると思われます。

①:彫刻家の名前

ストーンカメオやシェルカメオの場合には、その作品は「誰によって彫刻された作品なのか?」は、絵画などの芸術作品と同様に重要な事です。

見ていて惚れ惚れするような彫刻が施している作品で、価値のあるカメオには必ず作家名が署名(サイン)されています。

似たような作品や、良く似た名前もありますから分からない事は販売者に尋ねるのも良い事だと思います。

②:彫刻の出来栄え

カメオのモチーフには、女性の横顔・花・動物・風景などがあります。

ローマ帝国時代には当時の皇帝や、その時代に活躍した英雄などがあり、中世には宗教的(キリスト教)に関連したモノがモチーフとして使われました。

聖書の中からエンジェルや、神話に登場する人物や動物などや、婦人の横顔のデザインで彫刻されているカメオが多く見かけます。

有名な絵画をそのままモチーフとして彫ったカメオのデザインもあります。

これらのモチーフの彫りの細やかさ、仕上げの丁寧さや滑らかさ、表現力、全体の見た目のバランスなどの彫刻技術で評価されます。

③コントラスト

カメオは、メノウカメオでもシェルカメオでも、それぞれの2層に及ぶ白色の部分とベースになる部分とのコントラストが作品を際立てます。

メノウカメオでサードオニキスの場合の白い部分は、オパールに属していると言い、上層部分の白色とベース部分の色違いのバランスが良いと、カメオ作品が浮かび上がって見えます。

作品の彫刻部分が見る人を感動させるほどに浮かび上がって見えるほど、良い作品となり価値のあるものになります。

特に、シェルカメオの場合は貝の形状が一つ一つ違う色や厚さのため、コントラストが完ぺきな作品は非常に価値も高く貴重です。

④カメオの大きさ

ストーンカメオと、シェルカメオの評価は違い、ストーンカメオの場合はカメオに使用する素材で価値が左右される場合があります。

シェルカメオに使用する貝は、彫刻が出来る大きな貝に成長するまで長い年月を要しますから、大きな貝になる程貴重です。

カメオの作品に使用される一般的な大きさでは、メノウの場合は、30~60mmで、人気のサイズは40X30mm、45X35mmになります。

シェルカメオの大きさは、30~65mmで、スタンダードの大きさは、50X40mm、55X45mm、60X50mmが一般的なサイズです。

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ストーンカメオの種類

ストーンカメオと言えば、瑪瑙(メノウ)が一般的です。

メノウ、大理石、アメシスト、トルコ石などの石に浮き彫りしたモノを一般的に「ストーンカメオ」と呼んでいます。

メノウに付いて簡単にお話しますと、鉱物学的に結晶系が潜晶質のものを一般的に「瑪瑙(メノウ)」と言いますが、正式には少し違います。

正式には、石の色が全般に一様なムラがないものを「玉髄(ぎょくずい)・カルセドニー」と呼んでいます。

縞模様のある石を「瑪瑙(メノウ)・アゲート」と言います。

白い層と黒い層が交互に混ざり合って形成されているのが代表的な「縞メノウ」になります。

また、黒い層が赤褐色になっていて、赤褐色と白色が8月誕生石で人気の「サードオニキス」です。

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カメオの簡単なお手入れ方法

メノウカメオ(瑪瑙)の場合は、水晶と同じくらいの硬度(7.0)と大変硬い宝石なので通常の取り扱いではキズが付くことがありません。

ただ、ブローチやリングに加工されている場合には落としたり、ぶつけたりして割れたり、欠けたりする原因になりますから注意しましょう。

また、カメオの白色の部分は染色されやすく、ファンディーションや口紅などの取り扱いには注意が必要となります。

カメオを長時間使用しない時などは、乾燥や直射日光は避けて保存する必要があります。

軽度の汚れの場合:消しゴム(柔らかいモノ)で表面の汚れの目立ちを落としたのち、ブラシで払います。

全体の汚れ:薄めた中性洗剤を溶かしたぬるめの液で、ブラシ等(毛先の柔らかい)で洗い、丁寧に布で拭き取ります。

インキ、マジックの汚れ:ベンジンで汚れの部分を拭き取り、その後に石鹸と歯ブラシで丸洗いします。

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メノウカメオには全く同じデザインがあるの?

メノウカメオの類似品

良い作品を彫刻するには、良い原材料が必要になりますが、どこのモノが良いのか気になりませんか?

実は、メノーカメオに使える良質なメノウの原石が産出されるのは、リオグランデ・ド・スル州(ブラジルの南端)にあるメノウ鉱山です。

メノウの原石の約一割に、カメオ作品に適した縞模様があり、さらにその中の1割に真っすぐな縞目を持つ石が存在します。

その石がメノウの材料として使用され、モールス硬度(7.0)も高く、縞模様もあり模様に「着色」も可能です。

原石の「染色」「着色」の大きな違いは、縞模様に薬品を染み込ませ、数百度と言う高温で焼き付けて石そのものの色(着色)にします。

一般的に、ストーンカメオの作品の評価には「手彫り」「機械彫り」と言われます。

良く誤解されるのは、「手彫り」は作家がオリジナルで彫刻した作品で、「機械彫り」はコンピューターでデザインされた安価な大量生産品と思われます。

実際には、「機械彫り」と言われるカメオを作るためには、彫刻家がその原型となる手彫りのストーンカメオを彫刻します。

手彫りのカメオの原型があって初めて、機械による一定数量が彫刻されます。

機械彫りと言っても、メノウカメオの作品は最終的には一個、一個を職人による手仕上げを得て「機械彫り」のカメオが誕生します。

ですから、このように加工されて機械彫り(量産モデル)のカメオには類似したモチーフが出来上がる訳です。

有名な作家の手彫りの完全オリジナル品は割高ですが、同じ作家ものでも機械彫りカメオ(量産モデル)は、何枚かを作りますから費用が案分されてコストダウンが可能です。

余談ですが、ドイツのイーダー・オーバーシュタイン市では、カメオ彫刻技術者で人気の作家「20数名」の彫刻家が制作に励んでいるそうです。

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