真珠は6月誕生石として、多くの女性に愛されている宝石です。

8月頃から多くのマスコミに話題にされました「アコヤガイの大量死」の記事。

真珠は、ファッションアイテムや冠婚葬祭などにも利用されるニュースが気になります。

当然ですが、アコヤガイの大量死は、製品価格にも影響が懸念されています。

今後のパールネックレスの価格はどうなるのでしょうか?

 

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アコヤガイの意味とは

アコヤガイの真珠養殖とは

アコヤガイは、真珠を養殖するための母貝となる真珠貝の事で、そこから採れる真珠をアコヤ真珠と言います。

養殖真珠の歴史は意外にも古く、13世紀頃の中国で仏像真珠と呼ばれる殻付き真珠(半円真珠)がありました。

真珠の養殖では、アコヤガイの稚貝を採苗(さいぴょう)して2~3年かけて母貝に育てます。

それに、米国のミシシッピー川のドブ貝の貝殻を丸くくりぬき加工したものを核として母貝に入れて真珠養殖します。

真珠は、アコヤガイの母貝に入り込んだ異物(核)に対する防御反応により、あの美しい真珠光沢のパールができるのです。

母貝となるアコヤガイでは、異物を核に分泌物で包むようにして、幾層もの真珠層を重ねて真珠が出来上がります。

真珠を形成させる養生期間は通常2~3年程度です。

養生期間が終わった養殖真珠は、真珠層を形成するアラゴナイトの分泌が少なくり、光沢が規則正しくなる冬季(12月~1月)に採珠します。

これが真珠の「浜揚げ」と呼ばれて、浜揚げされた真珠はセリや示談(直取引)により加工業者の手に渡り、製品に加工されて小売店で販売されます。

真珠の需要期には、小売店では「産地直仕入れ」で安いイメージの広告もありますが、殆どは宝飾展示会や、メーカーからの仕入れが殆どですからセールストークです。

真珠の取引では、重さを「匁(もんめ)」、真珠の珠の大きさは「ミリ」で表します。

 

アコヤガイ大量死の原因

アコヤガイ大量死で真珠養殖が大ピンチ

■ 宇和島の真珠大量死

真珠の養殖では、愛媛県の宇和島市と愛南町が国内最大級の産地です。

ここで、養殖中のアコヤガイが大量死していることが分かり、稚貝(ちがい)を中心に被害が拡大しています。

これでは、12月から翌年2月ごろに収穫予定(浜揚げ)の真珠の生産が大打撃を受けて、真珠業者は大変困っている状態です。

真珠は6月誕生石としてとても日本人に愛される宝石で、このままでは真珠生産への影響が懸念されています。

県や漁協などでは、アコヤガイ大量死の原因を調べていて、8月初旬ぐらいから被害が出始めたそうです。

殆どの真珠養殖業者で、養殖中の貝の半分以上が死んでいて、多いところでは8~9割が被害にあっています。

真珠の養殖で有名な宇和海では、人工交配で生まれた稚貝を母貝養殖業者が購入して、養殖して母貝に育ててから真珠養殖業者に販売しています。

稚貝を育てるには養殖してから2年以上もかかり、2021年以降の生産にかなりの影響がでる可能性もいなみません。

愛媛県の2017年の真珠生産量は7664キロと全国一位で、全国の真珠生産量の38%を占めているそうです。

この年での母貝の生産量は1242トンあり、国内生産量の88%を含めています。

■ 三重県志摩市の真珠大量死

三重県志摩市の英虞湾(あごわん)も、日本でも代表的で有名な真珠の養殖地です。

ここでもアコヤガイが大量死して、養殖業者に深刻な打撃を与えていて、出荷量に大きな影響が懸念されています。

県水産研究所の発表によりますと、貝殻の内部を覆っている外套(がいとう)膜が縮んで死んでしまう現象だとも言っています。

ただ、主任研究員の栗山功さんは、「原因も具体的な被害状況も把握できていない」・「疾病の可能性も視野に入れ、対策の手がかりを調べる」と。

このようにアコヤガイ大量死の見解を話しています。

研究所には7月中旬頃から、養殖業者より「養殖の貝が死んでいる!」との報告が入り始めたそうです。

この月に、真珠養殖業者に研究所がアンケート調査して回答を得た約8割の業者が被害を報告しました。

栗山功研究員の話では、外套膜が縮む現象は水温が低くなる冬場には起こりやすいですが、過去10数年のデーターでは大量死はなく、夏場の発生は初めてだそうです。

大量死を免れた生き残りの母貝も真珠の品質に影響する恐れもあり、本年の浜揚げに深刻な影響も出るそうです。

さらに稚貝の大量死も確認されているので、来年以降の真珠製品、特にパールネックレスは高騰する気配がします。

当店もメーカーの勧めで、消費税が増税される前に、オーロラ花球真珠を大量に仕入れしました。

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パールネックレスの価値の決め方

パールネックレスの見分け方

真珠の評価や価値の出し方は、他の宝石と比べても難しいと言われます。

パールネックレスの貝は殆どがアコヤガイから採れる真珠で、日本のパールの代表です。

日本の養殖技術は素晴らしく、真珠層が美しく、微妙な色合いや光沢を出し、同じ品質のものはありません。

真珠としては日本産はとても最高ランクで、最高レベルで「本真珠」とも呼ばれて、外国の人にもとても人気の宝石です。

宝石業界では、日本産のアコヤガイから採れたアコヤ真珠を「和珠(わだま)」と呼ぶこともあります。

また、和珠真珠のなかでも、淡色系でキズが少なく、テリ、形が特に良い最高品質の真珠の事を「花珠(はなだま)」と呼びます。

ただ、母貝の大きさが約10センチと小さいので、出来上がる真珠も小さく、5.0~7.0ミリが主流です。

真珠では、大きさが8.0ミリ以上になりますと、急に値段が高くなります。

最近では、花珠真珠の中でもオーロラ花珠真珠と呼ばれるパールネックレスも人気です。

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