宝石のカラットとは何か気になります。

ダイアモンドの場合は4Cの中に「カラット」があります。

では、ダイアモンド以外の宝石の場合のカラットの意味とは何を指しているのでしょうか。

宝石のカラットの意味や、価格と財産性の関係も気になります。

 

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宝石のカラットの意味とは、重さ?それとも大きさ?

宝石の「カラット」は、重量(重さ)の単位なんです!

宝石で、ダイアモンドを例にあげますと「○カラットのダイアモンド」を婚約指輪にもらったと、芸能人がよく放映されます。

カメラに指輪の光る指をアップされますと、なんカラット位で、どこのブランドのものなのかも気になります。

大抵の場合は、大きなダイアモンドが左手の薬指にキラキラと輝いています。

宝石のカラットの意味と由来

カラットというのは、ダイアモンドの「大きさ」と勘違いしがちですが、実は宝石全般の「重さ」を示す単位のことなんです。

古代ギリシャ時代から使われている「重さの単位」です。

もともとカラットとは、「いなご豆(カロブ)」に因んだ言葉といわれていて、いなご豆は一粒の重さがほぼ均一という特徴があるので、天秤の重りに使われていて、1カラットは0.2グラムです。

カラットのこれが世界共通の「宝石の重さ」単位として使用されています。

カラット=重さ(グラム)÷0.2 

 

ダイアモンドによるカラットの目安

ラウンド・ブリリアントカット(58面体)のダイアモンドの場合は、1カラットといえば上から見て「直径6.5mm」くらいの大きさです。

同じ1カラットでも、石の種類で大きさは違い、それは比重が違うからです。

例えば、1カラットのダイアモンドとルビーの大きさを比べると、比重の大きいルビーの方が見た目が小さくなります。

ちなみに、4月誕生石のダイアモンドの比重は3.52で、7月誕生石のルビーの比重は4.00となります。

宝石のカラットと価格と財産性の関係

宝石のカラットが大きくなれば、当然見た目の大きさも大きくなるし、市場価値も高まり値段も高くなります。

1カラットが2カラットになれば、石の種類にもよりますが、ダイアモンドの場合の価格は2倍どころか数倍の割高になります。

一般に、タベルニエルールと呼ばれる価格算出法があり、2カラットの宝石価値は、1カラットの2乗といわれています。

当然ですが、2カラットの宝石の価格は、1カラットより価格も財産性も高くなり希少性がより高くなります。

ですから、単純に1カラットの価格が2カラットの場合、石が倍だから価格も倍となる訳ではありません。

大きな原石の産出量は年々減少傾向にあり、それだけ大きな石ほど希少価値と財産性が高まってきます。

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カラット数が同じでも、価値が低くなる宝石種類とは

一粒で大きな石は価値や財産性が高くなりますが、反対に、一つのジュエリーに小粒の石が多量に散りばめてあるものなどはそうではないのです。

例えば、一粒で1カラットある宝石と、小粒の石が総カラットで1カラットではカラット数は同じでも、一つ一つの石は小さいものです。

これらは価格が高いのですが、宝飾品としての価値はあっても市場的な価値は低くなってしまいます。

宝石で、財産的な価値のあるものは、品質にもよりますが、1個石で最低でも1カラット以上のものが必要です。

石の種類によっては5カラット以上がないと価値のない宝石もあり、それ以下の大きさならご自分で楽しむ宝飾品として選ぶとよいかと思います。

 

宝石種類での1カラットの目安

宝石は、価値や財産性として気になるものです。

市場で人気の宝石で1カラットでは、大体どれぐらいの価値と財産性があるのかの目安を調べてみました。

勿論、同じ宝石の1カラットでも品質や、ダイアモンドの場合は4Cで価格は大きく違ってきます。

 

宝石種類での財産価値の高い宝石価格の目安

ダイアモンド:約10万円から350万円

ダイアモンド(ナチュラルピンク):30万円から1億円以上

サファイア(処理石):3000円から10万円ぐらい

サファイア(非加熱):10万円から100万円ぐらい

ピンクサファイア(処理石):1000円から10万円ぐらい

ピンクサファイア(非加熱):10万円から100万円ぐらい

パパラチアサファイア(処理石):8万円から20万円ぐらい

パパラチアサファイア(非加熱):30万円から200万円ぐらい

ただ、これらは大体の目安で、宝石市場は特に仕入れ形態は複雑です。

小売店が卸しから仕入れる場合と、現金問屋で仕入れる場合と、中古市場からの買取する場合と、仕入金額は大きく違います。

また、海外での取引先での直取引、採掘している現地で仕入れ、関税を支払いしての個人輸入でも違います。

あくまでも、参考程度でご覧くださいませ。

 

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