天然石の琥珀には不思議なパワーがあります。

琥珀の種類の中には、青く光るものがありブルーアンバーと呼ばれて不思議です。

普段は通常の琥珀と変わらないのですが、ある事で青く色変わりします。

本当に不思議な琥珀の意味もご紹介いたします。

 

スポンサーリンク

 

天然石 琥珀(こはく)とは

太古からの樹液の化石

天然石の琥珀は、実は鉱物ではなく長い年月をかけて植物の樹液が凝固された化石の一種です。

アンバー(琥珀)とは、地球第三紀時代の針葉樹である松柏科植物樹脂の松脂(まつやに)や木の樹脂が地中に埋没し、長い年月により固まり化石化したものです。

本来は、アンバー(Amber)と呼び、和名で、琥珀(こはく)といい、日本七宝の一つです。

全体に化石化したのが琥珀ですが、半分だけ化石化した琥珀は、特に「コーパル」(copal)と呼んでいます。

琥珀の元となる樹脂はまず、地中内で地層による強力な圧力と温度変化によって分子重合を起こして、「コーパル」という物質変化を起こします。

その後さらに長時間の持続的な高温・高圧環境で、最終的にはアンバーが誕生すると考えられています。

宝石のような鉱物ではないのですが、鉱物に匹敵する硬度がありますので、古くからヨーロッパでは宝飾品や装飾品として加工されてきました。

 

琥珀(アンバー)の色の種類

アンバーは、「アンバー色」または、「琥珀色」という言葉があるように、通常は濃い黄色から薄黄色やオレンジがかった色があります。

しかし実際には色のバリエーションは多く、薄いレモン色系や白っぽい不透明なもの黒色まであります。

琥珀(アンバー)の色の種類

ボウニーアンバー(bony amber):ボウニーアンバーは、内包に雲がかかったような不透明な色合い。

ブラックアンバー(black amber):ブラックアンバーと呼ばれる黒色のものはジェット(和名は黒玉-こくぎょく)でアンバーではありません。

チェリーアンバー(cherry amber) : 珍しい赤色の琥珀です。

グリーンアンバー(green amber):緑にみえる琥珀種です。

ブルーアンバー(blue amber):琥珀の中でも高級品です。
 

青く光る、ブルーアンバー(blue amber)の意味とは?

ブルーアンバーとは、琥珀の一種ですが、太陽の光の下でのみマリンブルーに輝く珍しい宝石です。

宝石の鉱物的要素ですが、こちらは「有機質宝石:真珠(パール)・珊瑚(さんご)も仲間)」に分類されています。

通常の琥珀(アンバー)は、黄褐色(もしくは明るい茶色)で蜂蜜ゴールドに輝くものですが、ブルーアンバーも通常は普通の琥珀と同じで、屋内では見分けがつきません。

ところが、太陽の光や紫外線ライトを当てると魅惑的な美しい魅力的なブルーに輝き始めるから不思議です。

そのマリンブルーとも思える輝きは息を飲むほどで、まさに自然界の奇跡とも思えます。

ブルーアンバーの色は光線の当て方や光の強さや角度によって色による変化を楽しめます。

青く光り輝くのは、琥珀の樹脂に含まれている内部成分が紫外線に反応するためとの説があります。

一方で、火山ガスの影響で、アンバーの中に金属イオンが成形されて、それが発光するのではないかとの仮説もあります。

このような色の変化がどのような原理で生まれるのか、現在のところわかっていなくて、それがまたブルーアンバーの魅力です。

スポンサーリンク

 

ブルーアンバー原石の産地

琥珀(アンバー)は、主に白亜紀(1億4300万年前~6500万年前までの間)より以前の岩石から採取されます。

世界各地で産出されますが、現在ではおよそ90%の琥珀がロシアのバルト海近辺で採取されます。

ロシアでは、波によって自然に砕かれて流された琥珀を人間の手で回収したり、トローリングで海底をすくいながらかき集められます。

琥珀の中でもドミニカ共和国に産するブルーアンバーは高級品です。

日光の下では青色を呈しますが、長波紫外線の元では強い反射を示し、ほとんど白色に発光します。

このブルーアンバーは、年間産出量がわずか100kgと少ないため稀少価値も高く、コレクターにはたまらない宝石です。
 

ブルーアンバーの神秘的な効果

ブルーアンバーの「ヒーリング」のパワーストーン効果は大きいです。

ブルーアンバーの持つ波動は、穏やかで落ち着いたものと言われていて、ポジティブに明るく前向きな気持ちにしてくれるパワーストーンです。

石を触っているだけで気持ちが落ち着くとされていますので、うつ病などで悩む人や、ストレスや気持ちが弱っているときなどにおススメです。

そのような気分の時に、元気と勇気を与えてくれますので、身に付けると良いかもしれませんね。

ブルーアンバーの偽物

よく偽物として、目にする琥珀の正体は「練り琥珀」です。

アクセサリーやバラ玉として販売している琥珀は、ほとんどが「練り琥珀」が多いです。

「練り琥珀」とは何か?

簡単に説明すれば「琥珀を使った加工品」で、粉末にした琥珀に、接着剤などを混ぜて成型した「半人工石」の事です。

「再生琥珀」とも言い、トルコ石や珊瑚、オニキスにも多いです。

その練り琥珀を「天然の琥珀」として販売していれば偽物になりますが、「練り琥珀」として販売していれば厳密には偽物ではなく、本物と言うわけです。

宝石には偽物が付き物です!

特に琥珀に多いのはガラス玉やプラスチックで加工されたものです。

琥珀は樹液の化石ですから持った感じは温かみがありますが、ガラスは冷たく感じます。

本物の琥珀に触れたことのある方はすぐに違和感でわかります。それと重く感じます。

琥珀はとても比重が軽いもので、水に浮きますから、持った時にビー玉のような重さを感じたら、偽物だと疑ってください。

プラスチックの場合は異様な美しさと、内包物に気泡が見えたりします。

ただ、最近は偽物でも巧妙に作られています。

本物か偽物かをはっきり知りたい時は、宝石専門店などで鑑別してもらった方が良いかもしれませんですね。

 

スポンサーリンク