プラチナの価格は今後どうなるのでしょうか?

 
2002年(平成14年)には5000円前後が、現在は3000円台で推移しています。

この価格の影響で、現在はプラチナの購入者が増えているそうです。

今のプラチナ価格が底値だと判断して、投資目的が多いそうです。

 
あなたは、プラチナの将来の投資目的での価格推移の予想はいかがでしょうか?

今回は、プラチナの価格が下がっていますが今後の投資に買えば有利なの?をご紹介いたします。

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プラチナの価格の現況

プラチナは投資に最適?

私が取引している貴金属の販売・買取をしている担当者に、今後のプラチナ相場を尋ねてみました。

 
ビジネスと考えれば、売り、買いで業者は手数料が入り、それで商売な成り立っています。

ですから、その日、その時の相場が仕事であり、一喜一憂はしていないのが現況ではないでしょうか?

 
また、有名なT社にしても販売員は「今が底値で、将来的には、値上がりすれば利益がでます!」と言うかもしれません。

業者からすれば、相場の上下で売買してもらわないと儲からなく、投資家が儲かるか損するかは関係ありません。

投資とはそういうもので、儲かるのも損するのもあくまで「自己責任」の世界です。

私たち買取業者にしても、本日の買取価格と、換金処分のために取引先に送りますが、1キロのインゴットが20円下がると、20000円損します。

 
また、その逆もありますから何とも言えませんが、価格の上下も大事ですが偽物が一番怖いです。

プラチナの相場の変動と投資


 

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では、プラチナの相場はどのように動くのでしょうか?

 
プラチナは、一般的にはジュエリーの必需品で、結婚指輪や婚約指輪ではプラチナ製品が主流になっています。

このようにプラチナは装飾品のイメージが強い貴金属ですが、主に利用されているのは工業製品(工業用需要は60%)です。

自動車産業にはなくてはならないのがプラチナで、自動車の排気ガスを綺麗にする触媒として使われています。

 
今は、プラチナの工業用目的の利用の割合が高いですが、将来的に電気自動車が普及すれば排気ガスが出なくなります。

そうしますと、排気ガスを綺麗にする触媒も必要なくなり、プラチナの需要も伸び悩むかもしれません。

 
ただ、全ての自動車がガソリンや軽油から、電気自動車に取って代わることもありませんから、今後、プラチナがこれ以上下がるとも思えません。

ココが投資する人の気になる所で、あくまでも需要があれば相場が上がり、需要がなければ相場は下がります。

 
商売として見れば、1キロのインゴットを購入してもらえると嬉しいですが、投資とみれば別です。

有名な貴金属店で、販売員が買い時と奨めても、一般の方は一括購入だけは避けた方が良いと思います。

ご自分で、将来プラチナが値上がりすると思い、どうしてもプラチナで投資目的で買ってみたい方におススメがあります。

上場投資信託(ETF)や、貴金属会社でコツコツとご自分の自由になるお金で、プラチナ積み立てを買うことが賢明です。

 
私は、EFT純プラチナ上場信託(現物国内保管型:1541)の相場を見ていますが、ここ10年間では、今が「底値のレンジ」の相場に見えます。

ですから、将来の余裕の資産つくりや、老後の資金つくりに「コツ、コツ積み立て」を考えて見るのも良いかもしれません。

 
書籍で、「これから金価格は2倍になる」と言う本を読みましたが、著者も現在ではプラチナは一見割安に見えます。

 
しかし、本の中ではプラチナは勧めてはいなく、金の方がやはり無難だと書いていましたが、投資は本人の予測が左右し、誰も先は分かりません。

ご自分が、プラチナ投資に興味があれば、コツコツと始めれば良いと思います。

後、大化けするのは、意外と「銀」かも知れませんね?

 

 

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プラチナの意味とは?

プラチナとは「白金」です!

プラチナは、「白金」とも呼ばれますが、実際には「金:GOLD」ではありません。

純粋なプラチナは柔らかくて実用的ではなく、金・銀・銅などを加えた合金としてジュエリー(宝飾品)とします。

 
日本では、プラチナは「1000」・「950」・「900」・「800」の四品位制をとっています。

よく間違えられる白い貴金属で、「ホワイト・ゴールド」があります。

単純に、ホワイト=白、ゴールドー=金で、つなげて「白金」と勘違いされている人もいます。

 
■ ホワイト・ゴールドとは?


 

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プラチナと異なり、金(GOLD)に、ニッケルやパラジュムを加えて加工した白色の金属です。

見た目だけでは、プラチナも、ホワイト・ゴールドも外観上は同じに見えますが、持つとプラチナの方が重量感があります。

 
ホワイト・ゴールドも金と同様に、18金・14金・12金などがあります。

地金色はグレーですが、製品にする前に通常はロジュームメッキされて、外観はプラチナと同じように見えます。

リングのサイズ直しでは、ロジュームメッキを施す分、割高になります。

 
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プラチナの雑学

プラチナ(Platinum)は、1736年にスペインの士官ドン・アントニオウロアがコロンビアで、砂金と一緒に採集しました。

それがヨーロッパに知られるようになり、1741年に英国の物理学者サーウイリアム・ワストンは初めてプラチナを入手します。

 
1750年に新しい貴金属だとプラチナを宣言して、1803年から1804年にイギリスの学者たちも追従しました。

彼ら学者は、天然プラチナの塊から、パラジューム・ロジューム・オスミューム・イリジュームの4元素を発見しました。

 
続いて1844年にロシアの学者がルテニュームを発見して、これらが一つの白金族グループ(族)をなしている事が知られたのです。
 

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プラチナが宝飾用に利用される理由

プラチナの歴史

プラチナが宝飾用に利用される理由は、強く美しい光沢と、細工や加工しやすい性質を持ち、しかも錆びないからです。

 
名前の由来は、スペイン語のプラチナ・デル・ピント(Platina del Pinto:小さな銀から)からきています。

その色合いが銀と同じで、重くて、普通の温度状態では永久に錆びないと言うのです。

 
純粋なプラチナは、そのままでは柔らかすぎて製品になりませんから、それに銅やイリジューム、パラジュームなどを少量加えて合金にして細工に用います。

 
プラチナの特徴は、ノーブルな灰銀白色で、鮮明な光沢を持ち、展延性に優れていて、空気中では高温を加えても酸化しません。

比重は「21.5」、酸類には熔けませんが、王水(硝酸6・塩酸4の混合液)と苛性アルカリには侵食される貴金属です。

宝飾品だけではなく、自動車工業用や科学工業、医・歯科用としても広く用いられています。

プラチナのニセ金貨

南米を征服した当時のスペインでは、プラチナより金の方が現在と同じで高かったそうです。

比重の大きなプラチナに金メッキをして、多くのニセ金貨を作り流通して混乱を招きました。

 
そこで、スペイン政府はプラチナの輸入を禁じたり、手持ちのプラチナを回収したり投棄させると言う笑い話があります。

キログラムの原器はプラチナ

パリにあったキログラム原器は、プラチナ90・イリジュウム10の合金製で、直径と高さがそれぞれ39ミリの円筒形です。

 
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