日本人に特に愛されている6月誕生石のパール(真珠)。

真珠には色々な種類があり、南洋真珠と呼ばれる大粒の真珠も人気があります。

南洋真珠には、白蝶真珠や、南洋黒真珠も大粒の珠が魅力です。

真珠は、冠婚葬祭に出番の多い宝石ですが、着け方も気になりませんか?

そんな、パール(真珠)に関する情報をまとめて見ました。

 

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パールの和名は真珠ですが意味とは?

パール(真珠)の意味

パール(Pearl)の和名は真珠(しんじゅ)ですが、貝から採れる日本で唯一の宝石になります。

日本ではパールは6月誕生石として人気がありますが、アメリカやフランスでも6月誕生石は同じです。

宝石言葉は、「健康」・「富」・「長寿」・「清潔」・「素直」になります。

パールは大きく分けると「天然真珠」「養殖真珠」に区分され、天然真珠では産出が稀でとても貴重です。

真珠は比較的に加工が容易で「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれる美しい光沢と輝きが魅力で、世界各地で古くから宝石として愛用されてきました。

世界各地で古くから珍重されてきたパールには意外な面もあり、稀少性から薬としての効能も期待されてきました。

世界各地で薬として服用される例もしばしば見られ、日本では解熱剤や風邪薬としても効能を信じられてきた記録があります。

パールは、アコヤ貝や白蝶貝などの生理作用であの美しい真珠が造られます。

真珠貝に入った異物が刺激して真珠質(90%が炭酸カルシュウム)が分泌され、貝の体内に入り込んだ異物を核にして真珠が形成されていきます。

「天然真珠」と「養殖真珠」の違いは、真珠が出来上がるもととなる核が自然に入ったものか、人為的に入っただけの差になります。

6月誕生石 パール(真珠)の意味や気になる情報

 

パール(真珠)の種類と意味

宝石と言われるものは一般的には鉱物ですが、パールの輝きは鉱物であるほかの宝石とは全く異なる、柔らかい独特の美しさがあります。

パールは、母貝(真珠を造りだす貝)に入り込んだ異物(自然もしくは人工的の核)に対する防御反応によりつくられます。

母貝は体内に入り込んだ異物を核として、その核を分泌液で包み込むようにして、何層もの真珠層を重ねていきます。

パールの種類には、母貝により何種類もありますから下記でご紹介いたします。

本真珠の意味

本真珠はアコヤ真珠の本物を指す言葉で使用されていますが、本来は鮑玉(あわびだま)のアワビの内部に形成される天然真珠の事を指していました。

現在では、アコヤガイ(Pinctade fucata martensii)の真珠や、淡水真珠を指し、貝パールなどのイミテーションと区別しています。

本真珠には「天然真珠」と「養殖真珠」がありますが、天然真珠は天然の真珠貝により自然に出来上がった真珠で、貝の中から偶然に見つかります。

1920年代に養殖真珠が出来るまでは、1万個の貝から数粒しか見つからない程の大変貴重な宝石です。

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アコヤ真珠の意味

アコヤ貝から採れる真珠で、日本のパールの代表と言えばアコヤ真珠になり、真珠層が美しいのが特徴です。

キメが細かく微妙な色合いを出し、真珠としては最高レベルの真珠で「本真珠」とも呼ばれています。

真珠の多くは養殖でつくられて、アコヤ真珠の母貝は自らの痛みを美しい輝きへと変えていく過程で誕生します。

この事から、出産の痛みを乗り越え、子供を誕生させる女性の生命力と重ね合わせたりします。

花嫁の胸元を飾るパールのネックレスは、若い女性の処女の象徴とも言われ、結婚後には妊娠や安産のお守りとして人気があります。

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白蝶真珠の意味

白蝶真珠は「南洋真珠」とも言い、シロチョウガイ(白蝶貝:Pinctada maxima)から産出される真珠の事です。

主な産出地は、オーストラリアやミャンマー、フィリピンなどで、真珠貝としての大きさは最大級になります。

白蝶真珠の直径は10~13ミリの大粒が採れるのが特徴です。

オーストラリア産の南洋真珠は、青味がかった色のものが多く、フィリピン産は、黄色・金色(ゴールド)の珠が多いのも特徴になります。

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黒蝶真珠の意味

黒蝶真珠は別名「黒真珠」とも呼ばれ、クロチョウガイ(黒蝶貝:Pinctade margaritifera)から産出される真珠です。

主な産出地は、タヒチ(フランス領のポリネシア)で養殖された大粒真珠で、シルバーや黒の真珠が採れます。

タヒチで生産される真珠は、南洋真珠(南洋黒蝶真珠)と呼ばれています。

黒蝶真珠の色は鋼鉄色や灰色の珠が多いですが、まれに漆黒のピーコックグリーンと呼ばれる最高級品もあります。

直径は10~11ミリと大きめの真珠が採れるのが特徴です。

注意しなければならないのは、他の真珠を染色処理を施して「黒真珠」と呼んでいるものがあります。

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マベ真珠の意味

マベパールは、マベガイ(マベ貝:Pteria Penguin)から採れる、半球(ドーム型)の真珠です。

主な産出地は、奄美大島、台湾、香港、インドネシアなどで、近年では養殖技術の向上から、球状の形のものが少量ですが産出されます。

色彩は豊かで、青味がかった虹色やゴールドなどの色があり、奄美大島で採れるマベパールは最高級品です。

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淡水真珠の意味

イケチョウガイ(池蝶貝)や、カラス貝といった、川や淡水などの淡水性の貝の中にできる真珠は淡水パール(淡水真珠)と呼ばれます。

現在市場に流通している淡水パールの多くは、養殖によって生産されて採れている真珠です。

特徴は、養殖の際には母貝に核を挿入しないで、母貝内に外套膜片(がいとうまくへん)のみを挿入する事です。

核を挿入しないので、真円ではなく米粒状やステック状などのさまざまな形に成長して、色も豊富にあります。

淡水パールの内、粒が小さめな安価なものはビーズとして使用されています。

最近では、核を挿入して10ミリを超える美しい大玉も産出されるようになり、ネックレスに加工された淡水パールは人気があります。

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コンクパールの意味

真珠は、現在は養殖真珠が殆どですが、中には養殖が出来ずに天然でしか産出されない希少な真珠があります。

西インド諸島のカリブ海に生息する巻き貝のピンク貝(Strombus gigas)や、コンクガイから採れる「コンクパール」です。

珊瑚のようなピンク色(黄、白、茶もあり)をしていて、真円のものはほとんど無くて、楕円形、バロック形が多くて小粒がほとんどになります。

なめらかな表面の「火炎模様」と呼ばれる、炎のような模様が美しいコンクパールは良質とされます。

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メロパールの意味

南シナ海沿岸に生息している、ハルカゼヤシガイ(Melo melo shell)から稀に産出される真珠です。

オレンジ系の色調が特徴ですが、市場ではあまり流通していません。

模造真珠

本物ではない真珠で、「コットンパール」・「プラスチックパール」・「貝パール」などが一般的な模造真珠です。

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パール(真珠)と冠婚葬祭での使い方

パールネックレスの冠婚葬祭での使い方

冠婚葬祭で使用するパールネックレスには、アコヤ真珠(本真珠)が一般的に使われています。

お悔やみの席では、真珠の2連ネックレス「不幸が重なる」と言う意味から着けるのをタブーとされているのはご存知ですか?

また、おめでたい席での黒蝶真珠を着用してよいのか、お悔やみの席では真珠の粒の大きさや長さも気になります。

そこで、冠婚葬祭に関連する記事や、パールを断捨離して買取してもらう時の情報も下記に書いています。

気になる情報があればご覧いただけると嬉しいです。

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