宝石好きにはたまらない、宝石展示会は魅力的なイベントです。

宝石店でも日頃にお目にかかれない多くの高額な宝石やジュエリーが見れます。

ホテルでの有名な芸能人のトークショーや記念写真も撮れるのも魅力の一つです。

会場内のホテルで、美味しいお食事をして、気分が舞い上がり嬉しくなるのが宝石展示会です。

しかし、その裏にはとんでもない「本当は怖い!落とし穴」があります。

 

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宝石展示会とは

宝石展示会は、お店側の年間売り上げ目標を達成するための手段の一つ

宝石展示会とは、お店側が年間売上の目標とする金額をアップするための一つの販促イベントの一つです。

店(販売店)は、年初に1年間の売り上げ目標金額を時にはコンサルタントを交えて12か月間で考えます。

そして、1年間を月別の売り上げ、店内催事、店外催事での売り上げ目標と予算を設定します。

年間売り上げ目標を設定して、可能であればお店側が、代理店(宝石を小売店に販売する会社)の主催する宝石展示会に参加費を払い参加します。

宝石展示会の会場(ホテル)や、会場内の商品構成、タレント(芸能人・有名人)や、記念品の手配、食事や飲み物の内容は主催者側で致します。

お店側は展示会場にお客様を呼ぶこと(集客)に集中して、顧客のなかから購入してくれそうな、または宝石好きな人を選別します。

そして、宝石展示会用の名簿ができましたら来場の記念品でご予約を取るスタイルです。

もし、あなたも宝石好きでしたらお誘いを受けているかもしれませんね。

 

宝石展示会のお誘いの予約を取る理由

一つには、記念品のご予約で宝石展示会のキャンセル防止が目的です。

二つ目には、来場の確約を取り、お客様が当日に展示会に参加できるかどうかの予定を伺います。

三つめには、来場されるお客様の時間帯を聞き出し、お客様の来場時間が重ならないように調整するためです。

 

宝石展示会のお店側のとんでもない裏事情とは

宝石展示会には参加者が知らない多額の経費が掛かっています!

大体は出入りや商品設定4日間位の会場費(ホテル)、タレント(芸能人)の出演料、交通費、宿泊費、来場予約記念品、購入時のお土産、お客様のお食事代、DM作成費など。

ですから、主催者側(代理店)でも売り上げ目標と損益分岐点を考えて売り上げ目標を設定します。

多くの場合の運営経費は、代理店(主催者側)、会場内に商品展示する宝石販売会社、お店(小売店)で経費を割り振りいたします。

なので、お店側はお客様をご招待しますから、宝石販売価格を変更できませんが、会場内の宝石販売会社は経費を商品価格に上乗せする場合もあります。

それが、お客様から、お店の店頭価格と比べると宝石展示会の商品が高いといわれる理由で、宝石展示会の裏では沢山の経費が掛かっているからです。

お店(小売店)の宝石展示会の裏事情

お店側も主催者側に展示会参加費を支払い、時にはお店を休んで宝石展示会に総力を上げます。

あらかじめ売り上げ予算が決められていますから顧客名簿の中から的を決めて宝石展示会のパンフレット(DM)を宅配か郵送いたします。

お客様の参加率を高めるために、主催者側が用意した記念品でお客様の宝石展示会の来場予約をいたします。

お店側は、記念品の予約を取りますが、これは展示会会場で効率よく販売するための時間管理と接客(お客様来場時間の重複)の間合いを考えます。

お客様側はご予約した記念品を取りに行く目的で、買う買わないは別で大義名分ができます。

大体このような流れで、宝石展示会の準備が整いますが、お店側の売り上げ目標の達成と成功は集客に全てあると思います。

なので、真剣に集客に力を入れて、展示会場にあの手、この手でお客様の参加を促し手を差し伸べているのです。

 

宝石展示会に「来て欲しい人」と「来てほしくない人」の本音

宝石展示会では、お店側は展示会場が戦場と化して、お店の経営者やスタッフの頭の中は売り上げの数字が飛び交います。

全てのご招待したお客様には、笑顔で、VIP待遇で接客を心がけていますが、本音は少しでも高額品を購入して欲しいと思っています。

ですから、記念品予約の時に、会場内でお客様が重ならないように、また時間ロスが出ないように来客時間を配分しています。

宝石展示会は原則的には、日頃お店で見せることの出来ない高額宝石も展示会場で数多く楽しくお見せするのが目的です。

しかし、どれだけ日頃お店を利用してくれるサービスの一環でも、宝石を販売するのが目的ですから買ってくれないお客様はお客ではありません。

小売店側も経費がかかっていますから、買う気のない記念品だけを取りに来るような人は宝石展示会場には来てほしくありませんし迷惑です。

売り上げもないのに、接客して時間の大きな無駄でも購入しない人への笑顔は正直辛い。

また、クレジットでの購入額が満杯で購入されても成約できないような人は事前に調査します。

お店側は、笑顔で展示会場に来場したお客様を迎えますが、内心は数字との戦いをしていますから購入する気のない方は行かないほうがベストです。

 

宝石展示会の楽しい魅力と利点

宝石展示会では、特別なご予約記念品やご来場記念品が無料でもらえ、さらに有名な芸能人のトークショーも身近でご覧でき、写真も撮れます。

また、宝石展示会場では日本の有名な宝石デザイナーの作品や、テレビCMや雑誌に掲載の有名メーカーの商品がたくさん比較しながら会場内で一度で見れます。

ジュエリーのモデルや女優さんが、着けている高額なジュエリーも手に取り拝見できご自分で着けることもできます。

各ブースには、プロの話術の上手いジュエリーコーディネーターが、あなたを褒めちぎり、まるで女優やセレブになったような気分にさせてくれます。

ましてや美しいモデル並みのジュエリーコーディネーターに、数百万円や数千万円のジュエリーを実際に身に着けてもらうと気持ちが高ぶり気分がよくなります。

このように、非日常的な体験や経験が出来るのが宝石展示会で、ジュエリーだけではなく一時的な「夢」を見ることも可能です。

ご来場者は、いたれりつくせりの超VIP待遇で、あなたはもはやスター気分の余韻を楽しむことができるのが宝石展示会の魅力の一つではないでしょうか。

来場すると、ホテルの一流レストランや割烹で洋食や和食をタダ堪能できます!

多くの人は「タダ」という言葉ほど人の心を動かす最強な武器は他にはないのではないでしょうか。

お客様は、日頃、なじみの宝石店で良く買っているからまあいいか、これが命取りになりますよ。

実は「タダ」ほど怖いものがなく、宝石を現金購入できる場合は、簡単な気持ちでの宝石展示会場の来場は良いですが、そうでない時は危険です。

 

宝石展示会の最大の魅力とは

宝石展示会では、普段の店頭で見れない高額な宝石もたくさん並べてあります。

あなたのなじみの宝石店の店頭では考えられないくらいの、ホテルの宝石展示会では比べようがないくらいの宝石やジュエリーが並んでいます。

宝石好きにはたまらなく、当然ですが、最低でも一つや二つはどうしても欲しい宝石があるように仕向けているのが宝石展示会です。

本来は、宝石のデザインはリングにしろ、ネックレスにしても、そんなに極端にデザインが毎年変わるものでもありません。

お店側の人と会場内を回り、100万円とか、数千万円のジュエリーを着けてもらったりと楽しんでいると怖いですよ。

これが、結構と金額のマヒを脳内に起こして、数十万円が安く見え、数万円は金額ではない気がしてきます。

商品をたくさん見させることが、小売店側の販売テクニックの一つで、人間は疲れてくると思考能力が低下して判断能力がマヒします。

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宝石展示会の後悔する「本当は怖い!落とし穴」とは

宝石展示会では、あなたが高額な宝石を購入してもらうターゲットにされているんです。

あなたに高額な宝石を売るために、お店側は周到な準備をしていかに高額な宝石を気に入ってもらえるのかの戦略を考えています。

宝石展示会での褒めちぎりは、悪魔の誘い文句と心すべし

店側のスタッフや、各ブースのジュエリーコーディネーターは、歯の浮くような言葉で、お客様の着けている宝石を褒め倒して気分を良くしてくれます。

高額宝石を売りつけるための準備段階で、お客様をその気にさせる(購入させる)のが目的です。

店側はあなたの財布の中身は気にしていませんし、とにかく手段を選ばず購入させるのが第一の目的で、営業ノルマもかかっています。

お店のスタッフの購入させるテクニック

お店の優秀なスタッフは、宝石展示会の前にはお客様リストから、その人が好きそうな宝石、購入しそうな宝石をあらかじめ会場内で調べています。

接客する前に、宝石展示会場内を見て回り、あらかじめ販売する商品を見定め、デザイナーの商品が好きな人にはコーディネーターと打ち合わせをしています。

このお客様を、そちらに連れて行きますから、このようなご予算で、こういう商品をおススメしてください・・とか。

あなたが来場して会場内を見て回り、お気に入りがあればトレーにのせ、会場内の接客スペースでお飲み物を頂きながら交渉となります。

トレーの上には不思議と欲しくなるような宝石が2~3点あり、店側は上手く販売商品の絞り込みをしていることに気付かせられます。

宝石販売のプロは決して商品を売らずに心理作戦します

少しでも欲しいそぶりを見せると悪魔の購入誘いと心理作戦が始まります。

ある程度、欲しそうな商品が絞り込み決まりますと、店のスタッフは支払いの話を必ずしてきます。

つまり、あなたとの支払いに関するクロージングで、本当にその宝石が好きで、現金で買える範囲であればなんら問題がありません。

平常心であれば冷静な判断も可能ですが、この時には疲れと、数十万、数百万、数千万円の宝石を見ているので金額のマヒ状態がすでに体内でおきています。

そこで、店側のスタッフは、お客様を一番落としやすい作戦でローンでの分割購入をススメてきます。

100万円の高額な宝石でも、ローンにすれば月々の支払いはとても安いような感覚に落ちいり買えるような気持にさせてしまいます。

購入に難色を示すと、お店側も売れてなんぼ、ですから、ローンの金利を何回までおまけするというようなことで掛け合います。

あまりにも熱心にススメてきますから、気の弱い優しい人はここで降参して大抵購入手続きの完了となります。

 

宝石展示会のまとめ

私はお店(販売者側)の経営者なので、実際の経験をもとに今回、宝石展示会に関して書いてみました。

宝石やジュエリーの嗜好性はローン(分割払い)で買うべきではありません。

ローンは借金ですから、最初は支払いがスムーズにできても突然のアクシデントで支払いが出来ない状態も起きることもあります。

ある程度の宝石好きはお店側でもありがたいですが、中には宝石依存症の中毒の人もいます。

とにかく、宝石が大好きでなんでも欲しくなる人で、ローンが重なり多重債務者で当然ほしくてもローンが組めません。

私もお店で、これまでたくさんのそういう現状の人達を見てきています。

大会社の社長の奥さんで、ある日ご主人の会社が倒産してローンが支払えなくなり、今まで購入した宝石買取の依頼をされる人。

実際には、ローン支払い中の宝石は、宝石の所有権はローン会社で完済時まで個人のものではありませんから転売できません。

また、支払い不能になり自己破産をした人も何人かいて、生きている人はまだ立ち直ることも可能ですが、支払い不能で悩み自殺をした残念で可哀そうな人も過去にいます。

宝石展示会は非日常的な楽しみを味わうことが出来ますが、裏事情には本当に怖い宝石依存症の人達の現実があることも事実です。

あなたが、馴染みの宝石店から「宝石展示会」のお誘いを受けましたら、一度冷静な判断をしてみて下さい。

本当に今、宝石が必要なのか。

ローンを組んでまでも本当に求める必要性があるのか。

 

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